こんにちは~。ツンデレ柴犬オーナーの有紗です。
先日、フレンドリードッグテストを受験しました。
気になる受験の結果とどんな内容だったかを報告レポいたします。
これから、受けようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
では、ドウゾ。
フレンドリードッグテストの結果は?
以前から、練習などを重ね?試験に備えていた、柴犬おつんさん。
その模様はコチラ>>>避難所でペットのトラブル防止にフレンドリードッグテスト
ついにフレンドリードッグテストを受験しました。
そして、その結果ですが・・・
合格!
しました!
よくやった、おつんさん!頑張った!てゆうか余裕だったんだけどね
その受験内容を報告を兼ねてご紹介します。
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フレンドリードッグテストの試験内容は?
こちらは受験前にトレーナーの先生に貰った資料(判定表)です。
当日、これをもとに判定・審査をしてもらい書き込んで頂く表です。
そのほか、くわしい内容を実施要項より引用しますと・・
フレンドリードッグテストで行われる試験内容と判定基準
試験当日の判定員の指示のもと以下のテスト項目を実施します。
1.座れ
判定員の前で飼い主が命じ、飼い主の脚側に犬を座らせます。
座らせてから、判定員に愛犬の犬種名、名前を告げ判定員と飼い主で楽しく会話します。
<判定基準>
命じたら座ることができること。
判定員と飼い主の会話中も大人しく座っていられること。
犬の狂喜、飛びつき、不安、威嚇、判定員に接近等は不適格です。
2.触る
判定員は犬を触ります。飼い主が犬を支えることは可能です。
<判定基準>
各種予防ワクチンをすませ(鑑札持参の確認はします)、清潔でよくグルーミングされていて健康であること。
犬の狂喜、飛びつき、不安、威嚇、判定員に接近等は不適格です。
3.歩く
判定員の指示で、100歩程度、右左折、回転途中停止をしながらコースを歩きます。
途中アシスタントスタッフが生活音を鳴らします。
<判定基準>
飼い主が脚側に着いた状態で、音に反応せず落ち着いて歩くことができること。
飼い主がリードを引っ張ったり誘導したりすることは不適格です。
犬の狂喜、飛びつき、不安、威嚇、判定員に接近等は不適格です。
4.待て
犬に「待て」をさせてから判定員の指示するところまでリードを緩めて歩きます。
犬の姿勢は問いません。
<判定基準>
飼い主が離れても落ち着いて待っていられること。
犬が勝手に歩き出すことは不適格です。
5.来い
「待て」をしている犬を、リードコントロールせずに呼び戻します。
<判定基準>
飼い主の元に戻ることができないことは不適格です。
6.ハウス
判定員の指定するバリケン、ケージ等に入れます。
ハウスをさせるバリケン、ケージ、キャリーバッグ等はテスト前に申告すれば、私物を使うことも可能です。
<判定基準>
飼い主の指示に従わず、ハウスに入れない場合は不適格です。
7.テスト中吠えない、噛まない、飛びつかない、排泄をしない
<判定基準>
吠える、咬む、飛びつく、排泄をすることは不適格です 。
以上が試験内容と判定基準です。
以前、投稿した記事
>>>避難所でペットのトラブル防止にフレンドリードッグテスト
はレッスンの内容をもとにして書きましたが、こちらは、全日本犬訓練士連合協会よりの資料となります。
実際に、試験を受けてみての印象は、ここに書かれている内容よりは、幅があり、JKCの開催している家庭訓練犬の競技会よりは、簡単なものになっています。
座れ・・・犬に手を添えて促してもよい
待て・・・お座り以外の姿勢でも良い
ハウス・・・座れと同じく、嫌がったとしても手を添えて入るならよい
など、それそれ幅があります。
極端に怯えたり、威嚇したり、言うことを聞かなかったりしなければ、ほぼ大丈夫な内容となっております。
ではもし、訓練を全くしないで受けたら受かるんでしょうか?
当日いきなり受けたら受かる?
訓練なしの受験は厳しいです。
「ハウス」や「来い」「脚側」などは、多少の訓練が必要かと思われます。
全日本犬訓練士連合協会の訓練士さんにまずは相談してみましょう。
訓練を担当している訓練士さんが判定委員をしてくれるなら、ほぼ合格になると思います。
では、おつんさんが実際に受けた様子をレポしてみますと・・・
フレンドリードッグテスト 受験の様子
最初の挨拶
挨拶をして、鑑札を確認。
うちは、首輪に常時付けているので、首輪を見せました。
していない場合は持参が必要です。
座れ
いつもやっている「待て」。これは楽にクリアーです。
触る
規定では、判定員が触るようですが、今回は別の飼い主さんに触ってもらいました。
災害で保護される場合は、知らない人に触られるため、これもよい経験になります。
おつんさん、触られるのがイヤなので、最初はちょっと体をブルブル振っていますが、後半は触らせてくれています。
歩く
いつも、しつけ教室でやっている脚側歩行なので、これは楽勝!
待て
少し、腰を上げてしまいましたが、再度の「待て」で思いとどまって待っていました。
いい子!
来い
「来い」は、「おいで」の掛け声でやっています。
レッスンの成果か、ソツなくこなしています。
いつ何時でも、打てば響くようにできるようになるのが憧れです。
ハウス
自分の家で使っているクレートを持参したので、「ハウス」と言うと、すぐ入ってくれました!
レッスンでは、トレーナーさんのハウスを使用して、入るのに躊躇していたので、マイハウスを持参するのはおすすめだと思います。
ちなみに、私が使用しているのは、コチラ
折りたためるので、移動の際には便利です。
テスト中吠えない
普段から、あまり吠えないため、これは心配はありませんでした。
動画はコチラ
テストが終わると判定表に、トレーナーさんが書き込み、合否の判定と講評をしてくれます。
そして、その内容は・・・
判定員さんより講評
判定の最後に、講評をしてくれるのですが、そこで言われた内容です。
すべての項目が、できていましたので、合格です。
「鑑札を常に着けているのは、心がけとして良いです。
途中、気になったのは、おやつの要求としてやっていた、飼い主さんの左足をつついたり、
ズボンを噛んだりしていることですね。
そこを、今後は直していきましょう。」
いつも、しつけ教室では、おやつを使ってトレーニングしているので、ついつい習慣がでてしまいました。(汗)
とくに冬の季節は、夏と違って、食欲がモリモリになるので、催促行動がでてしまったな~。
ここで、他の参加者さんなどに目を向けてみますと・・・
他の参加者さんはじめ、全体の印象
みなさん、訓練を受けているので、全員合格されていました。
ただ、いつものトレーニングに存在しないものが、唯一あって、それは「ハウス」です。
ハウスを、トレーナーさんが準備したもので受験されていたワンちゃんで、入るのにちょっと時間がかかってしまった子がいました。
できれば、家で使っているものを持って行ったほうが、スムーズに進行すると思います。
他犬が使っていた臭いがして、気になってしまうというのもあるでしょう。
JKCの競技会の規定とは目的も違うため、内容はかなり緩く、トレーナーさんについていれば、ほぼ合格できる試験(資格)です。
柴犬は、しつけが入れにくい犬種だといわれていますが、競技会向きの性格でないうちのおつんさんも、無理なく受けることができたので、犬と一緒に達成感を感じることができました。
フレンドリードッグテストに合格することは、有事があった際に向けて、安心感を1つ持つことができるというメリットもあります。
そんな私が、フレンドリードッグテストに求めること・・・
行政からも広めてほしいフレンドリードッグテスト
写真はペットのための防災手帳
災害時の避難所を経験したことがないのですが、たぶんこのようなテストに合格していても、普段と違う雰囲気に、わんちゃんも興奮&ソワソワして、吠えてしまうことも考えられます。
そんな状況を差し引いて、犬のお世話をしてくれる人や一般の方にも知ってもらえたら、ペットに対する安心感が多少なりとも増すと思うのです。
避難した際に、ハウスの見えるところに貼ってあったら、犬の専門家でなくても恐怖心なくお世話できるというメリットになればいいなと思いました。
最後に、ふりかえってみますと・・
フレンドリードッグテストの受験のまとめ
座れ 触る 歩く 待て 来い ハウス・・など基本の動作ができるかを、判定員(トレーナーさん)に確認してもらいます。
災害があった際に最低限できるようになっておきたいことですので、ワンちゃんといっしょにぜひ取得したい資格です。
判定員が懇意のトレーナーさんであれば、まず不合格ということはありません。
難易度もそれほど高くないです。
おつんさんも合格することができました。
フレンドリードッグテストが、一般に浸透し、災害時のペットの場所が確実に確保され、多くの人に理解されるようにと願っています。