こんにちは~アレルギー持ちの柴犬のオーナー、有紗です
愛犬のかゆみがおさまらない・・・
心配ですよね。
季節的なもので治まればいいのですが、長引いてくると、
アレルギー?アトピー?
なんて思いませんか。
そこで、アレルギーとアトピーの違いと対処法を獣医さんで聞いてきましたので、
ご参考にしてみてください。
アトピーになった場合の意外で便利な対処法などもご紹介しています。
犬のアトピーとアレルギーの違いについて
犬のアトピーとアレルギーについて、違いがわからない!
同じと思っていました、支障ある?
と勝手に判断していた私。
獣医さんにお話を伺って、だいぶわかるようになりました。
もちろん「同じ」ではありません。定義の違いがあります
その違いを説明しますと・・・
- 環境的アレルゲンによる症状が出るもの
(ダニ、スギ花粉など) - 遺伝的要因もある
- 特定の特定のアレルゲンが存在し、それが侵入した時にかゆみなどのアレルギー症状が出ること
- 特定の食物が原因の場合
- 寄生虫(ノミ、ダニ、ニキビダニ、疥癬など)
では、もしも、ワンちゃんにかゆみが出た場合からアトピーと診断されるまではどのような経過になるのでしょうか?
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アトピーと診断されるまで
その前に、犬のかゆみについて種類をおさらいしてみましょう。
犬の痒みの原因になるものは主に4つ
かゆみの原因は、以下のようなものに分類されます。
- 感染症
- アレルギー
- アトピー
- ガンや精神的要因
それぞれを詳しく解説しますと・・・
1.感染症
- 細菌感染(膿皮症)
- 酵母菌感染(マラセチア)
- カビ(糸状菌感染)
うちの柴犬おつんさんは、膿皮症とマラセチアになったことがあります。
膿皮症は、かゆみが出たあと、乾いた黒っぽいかさぶたができるのが特徴です。
マラセチアは、全身の部位に出る可能性があるかゆみですが、うちの場合は外耳炎としてでました。
皮膚が赤黒っぽい感じになり、腐敗したようなニオイが出ます。
カビが原因の場合は、なった経験はないですが、ネット情報では、赤みと痒みで皮膚が剥がれ落ちるとありました。
2.アレルギー
- 寄生虫(ノミ、ニキビダニ、疥癬などによるもの)
- 食物アレルギー(それぞれの食材による)
うちのおつんさんは、チキンのアレルギーがあります
1歳になる前だったのですが、前足や口のまわりが赤くなって脱毛してしまい、あわてました。
柴犬は丈夫な犬種だというから、まさか病気(アレルギー)になるなんて・・・と思っていたのです。
調べたら、柴犬でアレルギーの子ってワンサカいるじゃないですか~。
お散歩で会う柴友さん数人も、なにかしら皮膚に悩みがあったので、やはり柴犬は皮膚が弱い子が多いのですね。
アトピー
- 空気中のアレルゲンによるもの
- ハウスダスト、花粉など
おつんさんの兄弟犬のかぼす君は、血液検査の結果、花粉症でした。
ということは、かぼす君は、犬のアトピーということになるんですね。
外飼いを予定していたかぼす君でしたが、やむなくおうちの中で飼われることに変更になったそうです。
その他
- がん
- ストレスなど精神的要素
このように犬かゆみの原因は、ひとつではなく、様々なものが考えられます。
アトピーと診断されるまで
感染症の場合は、
皮膚組織を顕微鏡で見たり、
寄生虫は皮膚の状態を観察、
食物アレルギーは、フードを変えたりして、様子を見ていきます。
特に、食物アレルギーの場合は、フードを変えるたびに1週間はかかるので、アトピーに行きつくまで、かなり時間がかかります。
かゆみが長引く場合、飼い主さん的にはアレルギーでもアトピーでもいいから、早く良くなって欲しい。。。
と診断名は気にならなくなってしまいますね。
一般的なアトピーの症状
犬のアトピーは、人間のアトピーよりも研究が進んでいないため、人間と同じ定義ではありません。
飼い主さんは、人のアトピーを犬のアトピーに当てはめて、混乱されることがあります。
人のアトピーでは、皮膚のセラミドが少ないと外的のアレルゲンが侵入しやすく、アトピーになりやすいという研究結果が出ています。
多分、犬のアトピーも、皮膚に関しては同様に、セラミドの減少が原因でアレルゲンが入りやすくなっていると考えられています。
犬と人が共通している部分もありますが、定義としては違うのですね。
現在は、環境的アレルゲンが原因の場合が犬のアトピーとされています。
しかし、今後は、人間のアトピーと同じように、定義されるかもしれません
食物アレルゲンやハウスダストにより引き起こされる原因が一元化されて、
アトピーと呼ばれる可能性もあります。
アトピーの対処法として、獣医さんに聞いたところ以下のように教えてもらいました。
犬のアトピーとアレルギーの治療法は?
犬のアトピーとアレルギーの治療法は、環境要因を除く部分以外はだいたい一緒です。
その理由は、アトピーは、他のアレルギーと併発することが多いからです。
治療法は以下のようになります。
アトピーになってしまった場合・・・
環境要因のアレルゲンをできるだけ避けるようにします。
具体的には・・・
など・・・
なお・・・・
濡れ雑巾で体を拭くのはNGです。
それは、花粉を広げてしまうから。
ドライシートの静電気でホコリを吸着する機能が、ひと役買ってくれるのですね~。
それでは、まとめます。
犬のアトピーとアレルギーの違いのまとめ
犬のアトピーとアレルギーの違いは大きくは、アトピーが環境要因のアレルゲンに反応するということです。
アレルギーは食物や、ノミ、疥癬などの寄生虫のアレルゲンによるものであり、ほかには感染症によるかゆみもあります。
ただしこれは現在の便宜的な分類であって、将来的には定義が変わる可能性があります。
アトピーとアレルギーの治療法については、ほとんど変わりがありません。
環境的要因のアレルギーに反応してしまうアトピーの場合には、
外出の際に服を着せたり、
静電気を利用したクイックルワイパーのドライシートで体を拭いたり
空気清浄機を設置するのがおすすめです。
ワンちゃんのアトピーやアレルギーの対策をしっかりして、快適に過ごしてもらいたいですね。
以下の記事もアレルギーについて書いています。
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