柴犬のシャンプー

こんにちは~。私は、育毛用の桐シャンプーを愛用しております、有紗です。

先日、メーカーさんやトリマーさんのお話を聞く機会があり、いつもより少し深く、犬用シャンプーについて考えるようになりました。

うちの柴犬おつんさんは、アレルギーがあり、皮膚が弱いほうです。

月に一度くらいでしかシャンプーをしないので、あまり気にしていなかったのですが、なにかシャンプーがしっくりこないと思っていました。

使って判断する前に、品質を判断するためには、ラベルを見るのが近道です。

この記事では、ラベルを見て、ワンちゃんにとってベストなシャンプー選びができるようなポイントをざっくり紹介しています。

市販で買えるおすすめの犬用シャンプーは?

先日の動物病院主催の日曜学校で、メーカーさん、トリマーさん共々ご紹介していただいたのが、コレ↓

実際に、試供品を使った感想などは、「トリマーおすすめのシャンプーは?【犬のスキンケア】」で記事にしましたので、ご覧ください。


おススメされたのはいいのだけれども、その根拠を知りたい・・・


数あるシャンプーの中から、確実なものを選びたい、そんなときは、ラベルをチェックです。

その、ラベルの見方ですが・・・。

成分表示のチェックをしてみよう

成分表示があるか

犬用シャンプーは、人間用と違い、全成分表示が、義務付けられていません。

管理人 有紗管理人 有紗

まず、全成分表示をしているシャンプーだということが、まず信用への第一歩になります。


(もちろん、成分表示がなくても、良いシャンプーはたくさんあると思います。)

今回は、口コミ以外の、自分で判断材料となる「成分表示」のあるシャンプーを取り上げます。

全成分表示しているかの見分け方

全成分表示しているかの見分け方ですが、

  • 具体的な成分名があるか(〇〇剤、~などが書かれていたら省略しています)
  • 割合の多いものから書いているか(だいたい水などが来るはずです)


  • などでしょう。

    簡単な見分け方

    ココイル~、コカミド~、ラウロ~などが含まれていれば、アミノ酸

    ラウリル~、ラウレス~が入っていたら、石油

    中には、両性界面活性剤のものにも付く場合があるので、詳しくは検索してみるのが良いです。

    ところで、「良い」シャンプーっていうのは、どういうことなんでしょうか?

    肌に良いシャンプーとは

    シャンプーの3割を占めるのが、泡立ちや成分どうしを結びつける、界面活性剤です。

    界面活性剤の成分がおだやかなのが、肌に良いものになります。

    それが、アミノ酸系のものです。

    シャンプーの種類を大きく分けると・・・

    シャンプーの種類は3つ

  • 高級アルコール(石油)系
  • 石鹸系
  • アミノ酸系


  • この3つが、シャンプーの種類です。

    くわしい内容は「トリマーおすすめのシャンプーは?【犬のスキンケア】」で解説をしていますので、ご覧ください。

    肌に優しいアミノ酸もさらに種類があります。

    どんなかと言うと・・・

    アミノ酸でも系統が分かれる

    コラーゲン系

    ココイル加水分解コラーゲンK
    ココイル加水分解コラーゲンNa
    ココイル加水分解コラーゲンTEA

    タウリン系

    ココイルメチルタウリンNa
    ココイルメチルタウリンK
    ラウロイルメチルタウリンNa
    ラウロイルメチルタウリンK

    アラニン系

    ココイルメチルアラニンNa
    ココイルメチルアラニンTEA
    ラウロイルメチルアラニンNa
    ラウロイルメチルアラニンTEA

    グルタミン酸系

    ココイルグルタミン酸Na
    ココイルグルタミン酸2Na
    ココイルグルタミン酸TEA
    ラウロイルグルタミン酸Na
    ラウロイルグルタミン2Na
    ラウロイルグルタミンTEA

    アスパラギン酸系

    ラウロイルアスパラギン酸Na

    サルコシン系

    ココイルサルコシンNa
    ココイルサルコシンK
    ココイルサルコシンTEA
    ラウロイルサルコシンNa
    ココイルサルコシンK
    ココイルサルコシンTEA

    たくさんありますが、このような成分がある場合は、アミノ酸系界面活性剤が使用されたシャンプーと言えます。

    そのほかの判断材料

    アミノ酸の原料は、値段が高いので、あまにりも、安すぎる値段のシャンプーは、石油系(高級アルコール系)だと思ったほうがいいでしょう。

    ちなみに、「高級アルコール」の「高級」は品質が良いというわけではありません。

    多くの成分で、似たような名前がありますので、心配な時は、個別に検索して調査するのがおすすめです。

    それでは、冒頭のシャンプーやすでに持っているシャンプーをチェックしたいと思います。

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    市販品をチェック

    私が、いくつかの商品の成分を見てみた結果、アミノ酸系と石油(高級アルコール系)または石鹸系が混在している製品が多かった印象があります。

    実際は、純粋なアミノ酸シャンプーは少なくほとんどがアミノ酸系シャンプーなのではないかと思います。

    ヒノケア デイリーケアは?

    成分内容
    水/PG/プロパンジオール/ラウロアンホ酢酸Na/ココイルメチルタウリンNa/ソルビトール/PEG-1 ラウリルグリコール/コカミドDEA/ココイルグルタミン酸K/グリセリン/安息香酸Na/クエン酸/BG/EDTA-2Na/ヒノキチオール※1/硫酸(Al/K)※2/グリチルリチン酸2K/オレンジ油/エチドロン酸4Na/(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー※3/ポリクオタニウム-51※4/アミリスバルサミフェラ樹皮油/チョウジ葉油/ニオイテンジクアオイ油/パルマローザ油/ベチベル根油/ローマカミツレ花油/フェノキシエタノール/ナイアシンアミド/酢酸トコフェロール
    ※1 と※2 が錯体化反応を起こし持続型ヒノキチオールとなります。
    ※3 セラキュート
    ※4 リピジュア

    成分表示では、内容の割合の多いものから表記しているので、水、PG、プロバンジオールは、水分として考え、その次に来るものが、量の割合が多いもの、ここでは、

    ラウロアンホ酢酸Na
    ココイルメチルタウリンNa(アミノ酸)

    となります。

    PEG-1 ラウリルグリコールという名前が入っています。

    ラウリルってことは、石油系ってことなんでしょうか?

    ということは、純粋なアミノ酸シャンプーではない?

    ヒノケアfor Professionalsはさらに低刺激

    成分内容
    水、PG、プロパンジオール、ラウロアンホ酢酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ソルビトール、コカミドDEA、グリセリン、ココイルグルタミン酸K、PEG-60 水添ヒマシ油、安息香酸Na、クエン酸、BG、EDTA-2Na、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル、メタクリル酸ステアリル)コポリマー*1、オレンジ油、グリチルリチン酸2K、ヒノキチオール*2、ポリクオタニウム-51*3、塩酸Al*4、エチドロン酸4Na、フェノキシエタノール、アミリスバルサミフェラ樹皮油、チョウジ葉油、ニオイテンジクアオイ油、パルマローザ油、ベチベル根油、ローマカミツレ花油、ナイアシンアミド、酢酸トコフェロール
    *1 セラキュート
    *3 リピジュア
    *2 と*4 が錯体化反応を起こし持続型ヒノキチオールとなります。

    デイリーケアにあったPEG-1 ラウリルグリコールはなく、代わりにPEG-60 水添ヒマシ油が配合されています。

    その分低刺激であるといえますね。

    ティーツリーシャンプー

    犬用シャンプーの成分の見分け方
    よく店頭で見かけるシャンプーで、口コミも良く、支持されている製品です。

    しかし、「~など」となっていて、全成分表記ではないです。

    コミカルプロピルベタイン・・・両性界面活性剤ということで、刺激が強いというわけではなさそうです。

    使用感は・・・匂いがキツいです。この辺は、好みの問題もありますが、、。

    毛の状態は、普通に良い感じでした。

    馬油シャンプー

    犬用シャンプーの成分の見分け方

    こちらは、某犬用馬肉専門店で購入した商品です。

    「水酸化K」ということは、石鹸系ですね。

    成分が少ないので、ある意味自然派です。

    液体の油のような色からも、石鹸系と思われます。

    ティーツリーの匂いもあるのですが、同時にランドセルの革のような香りも。

    うちの柴犬おつんさんに使った場合、これだけで、シャンプーすると、しばらく毛がパサパサしてしまうので、コンディショナーを使わないといけません。

    脱脂力が強いシャンプーです。


    それでは、まとめです。

    まとめ

    購入しようとする犬用シャンプーが、肌に優しいかどうかを見極める方法として、成分表示から判断する方法を調べてみました。


    ココイル~、コカミド~、ラウロ~などが含まれていれば、アミノ酸シャンプーと考えて良いでしょう。


    市販のものを見てみると、純粋なアミノ酸シャンプーというものは少なく、多少の高級アルコール系、石鹸系の成分も含まれているアミノ酸系シャンプーも多いです。

    皮膚トラブルがあるワンちゃんは、シビアに見極める事をオススメします。

    自分の愛犬に一番適切なシャンプーを選んであげるとこができると良いですね!

    この記事を書いている人
    白浜有紗
    ツンデレ柴犬おつんさんと共に歩むブログ「柴色」の運営者 白浜 有紗 です。
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    おつんさんの紹介もあります。