柴犬の歯石
こんにちは~。
私は、自分のデンタルケアにウォーターピックを使用しているのですが、うちのおつんさんにも今度やってみたい、有紗です。

先日、歯石ケアスプレーを使ったところ、2日目で、大き目の歯石がポロっととれたんです。

これは・・・!と思い、歯石ケアスプレー「リデンタ」のレポートをしたいと思います。

全身麻酔で歯石取りを回避したい、歯石が取れなくて困っている飼い主さんはぜひご覧ください。

では、どうぞ。

犬の歯石を溶かすことはできるの?

柴犬の歯磨き
「歯石ケアスプレー」として定評のある「リデンタ スプレー」

これを使って歯石は溶かせるのでしょうか?

管理人 有紗管理人 有紗

私的に、歯石を溶かす効果は、アリと思います

もちろん、見ている目の前で、氷のように溶けていくわけではありませんが、(逆にそうだったらコワイ)使って2日目で、おつんさんの歯石がポロッと取れました。

歯と歯石が吸着している部分を切り離す効果はあると思われます。

リデンタを使い始めて、歯石が取れるまでの経過と、どうして歯石が溶かせると思えるのか実験などを交えて説明したいと思います。

まずは、どうしてリデンタを使うに至ったかというと、、、。

リデンタを使うまで

柴犬の歯石取り

おつんさんの歯石がべったり

きっかけは動物病院の日曜学校でデンタルケアの講座を受けたことでした。

この講座で犬の歯磨きの重要性を感じ、家に帰っておつんさんの歯をチェックしましたら、結構ついていたんです

・・・・・歯石が。

初めは歯石があまりにも自然に歯と同化していて、おつんさんには歯石がないと思っていたくらいです。

管理人 有紗管理人 有紗

よくよく見ると結構厚く歯が歯石でカバーされてしまっていました。

その歯石ですが、よく症例としてみる写真では茶色っぽい色をしているのですが、おつんさんの歯石はどちらかというとグレーっぽい色であり、そのこともあって

「これは歯石じゃない。」

と最初は思ってしまいました。

でも白くないので

イヤイヤ、やはりこれは歯石だ

と思い直し、歯磨きを始めたんです。

歯磨きを開始

リデンタを使用する前に、だいたい一ヶ月ぐらいは、、、歯磨きジェルとペーストで歯磨きをしていました。

最初はトリマーさんにおすすめされた歯磨きジェルを使っていましたが、口の周りが赤くなってきてしまい、合わない気がしたので、使用をやめ、ビルバックのデンタルペーストに変えました。

甘い香りが付いているので、おつんさんも嫌がらずに歯ブラシのブラッシングをさせてくれるようになりました。

はじめの頃は、ちょっと嫌だったみたいで頭をすぐ後ろの方にのけぞらせてしまってうまくできなかったのですが、最近は歯磨きが軌道に乗って私も、前よりは楽にできるようになりました。

理想としては歯ブラシをする時にカミカミしないで、ずっとお口をあーんと開けてくれる状態をキープしてくれるのが目標です。え?そんなことできるの?

おつんさんの歯磨きの手順

  1. まず最初に歯ブラシを水で濡らしてほんの少しペーストをつけます。
  2. 犬歯のところから始まって前歯、徐々に奥歯の方を磨いていきます。
  3. 片側が終わったら、歯磨きシートを指に巻いて、ペーストを拭うように歯の表面をゴシゴシします。
  4. 同じように反対側も行います。

歯ブラシで歯石が取れない

このように一ヶ月歯ブラシを行ったのですが、しつこい歯石は取れませんでした。

人間の場合も同じですが、歯ブラシを当てるだけではこびりついてしまった歯石を取ることが難しいです。

なので次の手段を考えることにしました。それは、、、

スケーラーを購入

犬用スケーラー

私も自分の歯に使ったことがあるのですが、スケーラーとは、金属の 鋭い先端でカリカリと歯石の部分を削りだす道具です。

今は犬用のスケーラーというものが売られているんですね。

その先端部分を見ると根元と先端の太さが違っていて、上手く力をかけられるように設計されているなと思いました。

スケーラーは難しい

犬用スケーラー

早速買ったスケーラーを歯ブラシの後でおつんさんの歯にあててみました。

しかし、歯を厚く覆ってしまった歯石は、結構頑固でちょっとカリカリやっただけでは、削れる気配がありません

スケーラーを売っているページでは、トリマーさんがいとも簡単に、分厚い歯石を除去している動画があって、自分もできるように感じてしまいました。

そこはさすがプロですね。
またはスケーリングの前に何か別のことをしているのかもしれません。

そしてスケーラーを使うのは諦めました。

次に試そうと思ったのは歯石ケアスプレー「リデンタ」です。

なんと二日目で歯石がポロッと取れる!

↓この写真に移っているのが、その歯石。参考までに、歯ブラシを一緒に撮ってみました。
犬の歯石がポロッと
早速、歯磨きをした後にリデンタを奥歯の方にシュッとスプレーしました。

いきなりのことでおつんさんはびっくりして、ブシュッとくしゃみのような音を出して首をフリフリしていました。

ミント系の刺激が強かったかなと思いました。

次の日からは、シートにスプレーして、擦るようにしました。

・・・使い始めて二日目。

指で1番大きなところの歯石を根元から爪で軽く引っ掛いたら、 大きいのがぽろっと取れたんです。

びっくりしました。

そしてそれがこれ↓。その写真です。

柴犬の歯石取り

柴犬の歯石取り

柴犬の歯石取り

実はこの写真を撮るためにスマホ用接写レンズをわざわざ100均に買いに行ってしまいました。(キャンドゥーのものなんですが、割と寄れていいですよね。)

大きな歯石は、根元の方に黒い部分がライン上に出ていて、私はその ラインが歯にくっついている時は、歯茎の色だと思っていました(おつんさんのの歯茎は黒い)

下の歯にもこういう ラインができてるので、多分下の歯は、まだまだ歯石が残っているんだと思います。

リデンタを使って、2日で歯石が取れたのは、その前に歯磨きペーストで歯磨きをしていたからかもしれません。

もしかしたらあのまま歯磨きペーストの歯磨きでも、いつか歯石がポロッと取れる瞬間が来たのかもしれないです。

リデンタは、使用して二日で効果が出たので、歯磨きペーストよりも、より即効性があると思いました。

それでは、本題のリデンタには「歯石を溶かす効果」があるのでしょうか?

おつんさんの剥がれた歯石を使って実験をしてみることにしました。

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実験:歯石をリデンタに浸す

柴犬の歯石取り
↑おつんさんから採取した歯石をリデンタに浸す前です。

歯石が、ガラスの容器に当たると、石のようなカチンという固い音がします。

それからリデンタを歯石がかぶるくらい入れて、24時間放置しました。
以下は比較画像です。

最初に透明だった液体が、白く濁っています。

歯石から溶け出したような、粉っぽい浮遊物もあります。

歯石自体の形状は変わりないですが、違うのは「音」です。

リデンタ液に浸した直後は、ガラスと当たると石っぽい、カチカチした音が鳴っていましたが、24時間後は、ビーカーを振っても、音がしなくなっていました。

たぶん、ふやけたんだと思います。

全てを溶かすことはできませんでしたが、歯石の一部分を溶かし出していると言えます。

ある意味、効果がきつくなく穏やかであるとも言えます。

そんなリデンタですが、本当に使って大丈夫なんでしょうか?

自分に使ってみることにしました。

リデンタを人間に使ってみた

柴犬の歯石取り

匂いは、ハーブ系ミントの香りです。

指にワンプッシュスプレーして口の中に入れて歯全体をこすってみました。

味はほのかに甘味があって、まずくはありません。

モンダミンに比べたら1/10ぐらいのほのかな味です。

私はマウスウォッシュは刺激が強くて使えないのですが、人間のマウスウォッシュよりは全然刺激が少ないと思います。

しばらくたって、甘いものを食べたんですが、味が変わって感じられました。

同時に、少し口の中が荒れる感じもしました。

私は、ローヤルゼリーにアレルギー反応があります。

成分を確認したところ、プロポリスが入っていたので、これに反応したかもしれません。

二日後に歯茎に小さな口内炎ができたのですが、因果関係は分かりません。

口内炎は出来やすい体質です。

念のためおつんさんに使用する場合も様子を見ながら、使いすぎに注意していきたいと思います。

歯石をケアするスプレーには、他の商品もあります。

リデンタとの比較をしてみました。

競合商品との比較

歯石ケアスプレーで有名なものに、 リーバスリーがあります。

こちらはどうなんでしょうか?

ネットのレビューによる比較

リデンタのたくさんのレビューの中から、リーバースリーとの比較がされているものを、ピックアップしてみました。

早く症状を改善したい飼い主さんor症状が重い猫さんには、リーバスリーの方が効果が早く、強かったのでそちらをおススメします。ですが、アルコールの強いのが気になる方、スポイトよりスプレーの方が楽な場合はリデンタの方がおススメです。恐らくリデンタの方が効果が緩やかなんでしょうね。

量が多いのでリーバ3から乗り換えて使用。
リーバー3も猫が嫌がりましたが、リデンダの方はダッシュで逃げるくらい猫に不評でした。
ハーブの臭いがダメなのかもしれません。
半分くらい使用してリーバ3へ戻しました。

過去にLEBA3を使用していたのですが、腎臓に問題がある犬(パピヨン)ゆえ、大事をとって今回はリデンタに変更しました。
LEBA3でも効果はそこそこありましたが、リデンタの方が短期間で歯石が取れやすいように思えます。(1回につきLEBA3は1プッシュ、リデンタは2~3プッシュで、1プッシュ噴射量もリデンタの方が多いこともあるかもしれません)
ただし、LEBA3に比べると匂いがきつく、LEBA3の時は嫌がらなかった犬が相当嫌がってます。これも噴射量が多いせいかもしれませんが・・・

リデンタを使用する前は、リーバスリーを試していました。
リーバスリーはアルコール成分が多く含まれていましたので、腎臓の悪い犬に使用するのはすごく気になっていました。
リデンタは安心して使用できるので助かっています。

レビューを見ると、リデンタとリーバスリーを比べると、リデンタの方が効果が穏やかなようですね。

臭いは、リーバスリーのほうがキツくないようです。

成分の比較

リデンタ
清留水、プロポリス抽出物、ユッカシジゲラ抽出物、グレインアルコール(穀物由来)、グレープフルーツ種子エキス、ブドウ種子エキス(種子含有酵素)、ハーブオイル(ペパーミント・タイム・ニーム)

リーバスリー
精製水、エチルアルコール25%、植物抽出物(シソ科・バラ科)微量のミント

すぐに効果を実感したい人はリーバスリー、効果は少し遅れるけれど徐々に歯石除去したい人、匂いに抵抗がないワンちゃんは、リデンタがお勧めですね。

私が使ってみて、オススメだと思った点を、メリットデメリットを含めて、レビューすると、、、。

リデンタを使ってみたメリットデメリット

メリット

  • 歯石を緩やかに溶かして、ポロッと取れる場合がある(即効性はない)
  • 歯磨きが出来ない時はスプレーしたり塗ったりするだけでもいい
  • デメリット

  • 全ての歯石が、一度に綺麗に取れるわけではない 。
  • 部分的にはスケーラーなどで、こそぎ落とす必要もある。
  • ワンちゃんによっては味が受け付けられない場合もある。
  • 歯みがきペーストやジェルよりもお高い。
  • ・・・以上がメリットとデメリットになります。

    どんな場合にオススメかといいますと、、、、

    リデンタはどんな犬におすすめ?

    ワンちゃんに歯石がついてしまった場合、最悪は、動物病院で全身麻酔をかけて歯石除去をすることになります。

    麻酔によって起こる事故も懸念され、高齢のワンちゃんには適していません。

    麻酔による歯石除去を避けたい方や高齢のワンちゃん、歯ブラシがうまく当てられないワンちゃんにお勧めできます。
    歯石を取りたいけど、麻酔はイヤ。

    スケーラーは、尖っていて使うことが怖い。

    そんな場合は、一度、歯石スプレーを使ってみてはいかがでしょうか?

    いままでの話をまとめますと、、、。

    まとめ

    歯石ケアスプレー「リデンタ」で、頑固な歯石を部分的に溶かして(ゆるめて)取ることが可能です。

    (歯石が取れるスピードは、それぞれのワンちゃんで違います。また、味の好みが合わない場合もあります。)

    歯石が取れなくて、困っているワンちゃん、猫ちゃんは、麻酔で除去する前に、一度、試してみてはいかがでしょうか。

    この記事を書いている人
    白浜有紗
    ツンデレ柴犬おつんさんと共に歩むブログ「柴色」の運営者 白浜 有紗 です。
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