犬の歯磨きはいつから?
こんにちは~。

仔犬をおうちに迎えて、トイレや散歩のお世話に忙しくしていらっしゃることと思います。

近年、ワンちゃんのお世話として、歯磨きをすることの大切さがクローズアップされています。


食事やトイレのお世話はわかるけど、歯磨きは・・・はて?


そこで、歯磨きのトレーニングを始める前に、やってはいけないポイントをお伝えします。


時期や状況を間違ってしまうと、ワンちゃんのトラウマにもなりかねません。


ワンちゃんの寿命にも関わる「歯磨き」。


この記事が、飼い主さんとワンちゃんの楽しい歯磨きタイムを築く下地になっていければと思います。

では、どうぞ。

犬の歯磨きはいつから?

犬の歯磨きはいつから?

  • 犬を飼い始めたらすぐ
  • 犬を飼い始める前から(知識として)

  • など、いろいろな考え方はあると思いますが、

    私が考える、適切な時期は、

    1歳くらい

    が歯ブラシを使った歯磨きをはじめるのによいタイミングだと思います。


    なぜ、1歳くらいがいいかといいますと、、、

    やってはいけない時期や場合がある

    犬の歯磨きはいつから?

    いつからはじめたらいいの?

    早ければ早いほど、習慣にするのには有利です。


    しかし、子犬は、歯が生え変わる時期があります。


    ですので、歯が抜けて、歯が生え変わり終わった1歳前後くらいがいいと思います。

    歯の生え変わりの時期に歯磨きすると

    言わずもがな、歯がぐらぐらしているところに圧力がかかれば、痛みが出ます。


    痛みが出ることによって、歯磨きを嫌がるようになってしまうことは避けたいですよね。

    ですので、歯が生え変わる時期は、口の外側を触るトレーニングにとどめましょう。

    また、歯が生えてくるときは、いろいろなものを噛みたくなる時期でもあります。


    歯ブラシを差し出したら、噛むと思いますので、まずは、甘噛みをやめさせるようなトレーニングをすることをおすすめします。

    甘噛みをやめさせたい場合は、

    柴犬の甘噛みを止めたい!わずか80円で解消するしつけの方法

    柴犬の噛み癖が直らない!甘噛み解消法その2

    などの記事も参考になさってみてくださいね。


    1歳で、歯磨きトレーニングをはじめてみたものの、嫌がってしまう場合は、、、

    歯磨きを嫌がる場合

    わんちゃんが、歯磨きを嫌がって抵抗する場合、


    無理は禁物です!


    犬の攻撃性が出てきてしまう可能性があるので、絶対にやめましょう。

    その場合の対処法ですが、、、

    対処法は?

    歯磨きを嫌がる場合は、まず体や口に触れさせることができるようにしましょう。

    抱っこしたり、ホールドスチールをして、飼い主さんとのスキンシップができるようにしたいものです。


    ホールドスチールについては「柴犬の子犬のしつけはいつから?マテの前にやりたい基本のキ」の記事に、やり方などを書きました。


    管理人 有紗管理人 有紗

    うちのおつんさんは、抱っこが嫌いで、いまだにホールドスチールも嫌々ですが、歯磨きはやらせてくれます。




    ある程度、体に触れさせてくれるようになったら、口を触ることから始めましょう。

    歯磨きトレーニングについては、「犬の歯磨きができない!4ステップで歯磨きマスター!」の記事を参考になさってみてください。



    歯ブラシで歯磨きするタイミングが「歯の生え変わりが終わったころ」のほか、どうして1歳くらいがいいのでしょうか?

    いつから?→1歳からの根拠とは

    こちらのアニコム社のデータをご覧ください。

    歯周病の発症率

    この図を見ると1歳を過ぎたころから歯周病の発症率が上昇しはじめています。

    そこから先はコンスタントに歯周病が増えていく傾向になります。


    管理人 有紗管理人 有紗

    思えば、うちの柴犬おつんさんは、2歳くらいの時に歯磨きを始めたものの、そのあと飼い主の歯磨き意識が低下してしまい、3歳くらいに動物病院の講座を受けて、歯磨きの重要性に改めて気づきました。

    その時すでに、歯石がだいぶ付いた状態になっていたんですね。

    そこからの歯磨きトレーニングのスタートでした。

    管理人 有紗管理人 有紗

    最初はなかなか慣れてくれなかったけれど、毎日少しづつ進めることによって、好きではないけど、毎日、歯磨きさせてくれるようになりました。

    ところで、気になる歯周病の割合は、年齢や、犬のタイプによってどうなっているのでしょう

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    歯周病の割合

    犬の歯磨きはいつから?

    以下は、専門機関の研究発表からの引用です。

    年齢を経るごとに、歯周病が増えている研究結果が出ていることがわかります。

    9ヶ月齢から犬の歯周病疾患は始まる

    3歳以上の犬の80%が口腔内トラブルを抱えている

    5歳以上の犬のほとんどは歯周病に罹患している

    3歳以上の犬と猫の80%が歯石の問題を抱え、4歳以上の犬と猫の約10%が重度の歯周病に罹患

     

    日本では、3歳以上の犬の80%以上に歯垢・歯石が確認され、飼い主の気がついていない歯周病予備軍である

    トイ種ではホームデンタルケアをしないと9ヶ月で歯周疾患が始まる

    トイ種では3歳までにほとんどが歯周病疾患を患っている

    ミネソタ大学:0から9歳の犬の口腔内疾患は「健康」な犬についで多く、10歳以上は最も診断件数が多(14%)

    歯周疾患は年齢とともに発症率が上昇する
    大型犬<中型犬<小型犬と有意に増える

    特に日本の状況としては、高齢かつ小型犬はハイリスクであると言えます。

    アニコムの統計による、「口腔内疾患罹患率 犬種別」というデータから、歯科疾患の多い犬種が挙げられていたので、参考までに載せますと、、、

    犬種別 歯科疾患の多い犬種ランキング

    第五位
    ヨークシャテリア

    第四位
    マルチーズ

    第三位
    ポメラニアン

    第二位
    パピヨン

    第一位
    ミニチュアダックスフンド
    トイ・プードル

    以上が、発表されたデータを基にした歯周病のデータです。

    やはり、小型犬の歯周病が多いですね。

    小型犬は、大型犬よりも歯と歯の隙間が狭いためカスがつまりやすく、結果、歯周病を引き起こしやすいのです。

    管理人 有紗管理人 有紗

    うちの柴犬おつんさんも、奥歯3本の隙間が狭いので、そこが、特に汚れやすい箇所です。


    そして、私たちがこれからできる予防とは・・・

    これからの予防

    犬の歯磨きはいつから?
    これからの犬の歯周病の予防について思うことですが、、。


    もっと検査医療が人間よりになって、犬の歯石もレントゲンで診断したりするようになるのかな・・と思いました。

    人間の歯石は、細かいところまで、超音波のスケーラーで取り除きますが、犬の歯石でそれをやる場合、麻酔が必要になります。

    麻酔なしで、細かいところまで取れればいいのですが。


    最近、ペットショップで行われている無麻酔歯石除去も賛否両論あるようです。

    まずは 自宅での歯磨きを習慣化したいですが、

    デンタルガムや、歯石スプレーなど様々なケアグッズが出ているので、

    多忙などで歯磨きができない場合は、工夫して使っていきたいです。



    まずは、気負わずに日常のお手入れが苦にならないよう、習慣化をしていきたいですね。

    以下、まとめです。

    まとめ

    犬の歯磨きをいつ始めるかということにデータなどを含めて、考えた結果、

    子犬の歯が生え変わった1歳ころに、歯磨きケアを始めるほうがいいでしょう。

    歯が抜けてくるころに、歯を触るのは、痛みが伴いますので、やめましょう。


    同様に、ワンちゃんが嫌がるのを無理やり行うと、攻撃性が出てくる可能性がありますので、絶対にやめましょう。

    ワンちゃんが嫌がる場合の対処法は、体や口に触れられるよう、抱っこやホールドスチールからはじめましょう。


    みなさまを幸せにするデンタルケアでありますように・・・!

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    この記事を書いている人
    白浜有紗
    ツンデレ柴犬おつんさんと共に歩むブログ「柴色」の運営者 白浜 有紗 です。
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