こんにちは~。アレルギー持ちの柴犬おつんんのオーナー、有紗です
先日、ホームセンターのペットコーナーに取材に行ったら、たくさんのドッグフードがあり、
ものすごい種類のフードがあるんだとびっくりしました。
その時の記事はこちら↓
>>>ドッグフードをホームセンターで買いたい!注意したいこと4つ
その中でも気になったのが、犬種限定のドッグフードです。
かわいい柴犬のパッケージにつられて、思わず手にしたその先、そのドッグフードは
本当に柴犬のことを考えているのか
検証してみました。
結果は・・・ちょっとやばい
では、どうぞ。
柴犬専用ドッグフードの評判は?
柴犬専用のドッグフードの評判をネットで見てみました。
「良い」という評判と」悪いという評判がありましたが、概ね良い評価をしている人が多いようです・・・・。
買いたいと思って見てるわけだから当然良い評価が多いですよね。
ただ私の評価としては、「良くない」と言えます。
その理由をご説明しますと、、、。
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良くないと思う理由
- ミール系の原材料を使用
- 穀類(グレイン)がメインの材料を使用
- 着色料
- BHAやBHTなどの合成保存料
1.ミール系の原材料を使用
例えばチキンミールなど、材料の後に「ミール」が付いている場合があります。
これは、特定の部材の他の部分の材料も混入している表示になります。
チキンミールであれば、肉以外のくちばし、足、羽根などが混ざっている可能性があるということです。
くちばし、足、羽根などは、肉の部分以上に、汚染されている可能性も否定できません。
人間の食べる食材としては考えられないですよね。
2.穀類(グレイン)がメインの材料を使用
成分表示の一番左上から、材料の多い順に表示されています。
ここが本来は、肉類が書かれていたほうが理想的です。
なぜかと言うと犬の祖先は、獲物を取ってその肉を食べていたからです。
近年、柴犬は、アレルギー傾向が強い犬種です。
アレルギーの原因は様々ですが、腸内環境の悪化が原因として考えられています。
小麦やトウモロコシなど穀類は腸の中で粘り気を持ち、 吸収されるのに時間がかかるのです。
人間の食事療法で「グルテンフリー療法」がありますが、犬も同様にアレルギー対策として有効と考えられています。
柴犬専用のドッグフードを見てみると、たいてい成分表示の先頭に、小麦やトウモロコシが表示されています。
よって、柴犬の皮膚のことは考えられていないと見てよいのではないでしょうか。
3.着色料
赤色〇号などの表記で表される、人工着色料です。
石油から作られるので、健康への影響が心配です。
4.BHAやBHTなどの合成保存料
基準値を上回る量を使用していなければ、人体に影響はないとされている添加物なのですが、
発がん性が指摘されています。
ハーブなどで、保存料を代用しているメーカーも多いので、避けられるに越したことはありません。
以上の理由から、値段が安くても私は犬種別のドッグフードを購入しません。
元々うちの柴犬おつんさんは、チキンアレルギーがあるので、店舗で市販されているドッグフードは食べることができません。
ではどうしてこのようなドッグフードがあるんでしょうか?
柴犬専用ドッグフードがある理由
ひとえに飼い主さんの気を引くための広告的戦略に過ぎないと思います。
愛犬の餌代に困っている人には必要かもしれませんが、体の中に入れる食べ物として考えたら、あまりいいものではないでしょう。
店内にドッグフードが溢れている現在、何を選んだらいいか、基準を持ってない人は、パッと見、目に見えるものを判断材料にするしかないです。
成分表示がされていても、その名前が何を意味しているかを理解していなければ、判断することは難しいです。
判断材料がない場合、愛犬と同じ写真が載っているパッケージを見たら、大抵すぐそこに目が行きます。
そして、「なんとなく良さそうというフィーリング」で、購入してしまうのです。
これは、政治の選挙ポスターも似たり寄ったりですよね。
だから、ドッグフードを購入する時は、見た目のパッケージで買うのではなく、内容を理解した上で購入したいものです。
内容を鵜呑みにしてしまうのはNG
以上、私が柴犬専用ドッグフードを購入しない理由を述べてみました。
例として、市販されている柴犬専用のドッグフードの表示をチェックしてみたいと思います。
それぞれのフードの原材料表をチェック
原材料で注意するものを赤字にしました。
その1
米、チキンミール、さとうもろこし、とうもろこし、チキンエキス、家禽類、鶏脂、コーングルテン、シュガービートパルプ、サンフラワーオイル、フィッシュミール、フラクトオリゴ糖、トマトパウダー、マリーゴールド、ブルーベリーパウダー、マリンコラーゲン、STPP(トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素)、アミノ酸(タウリン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
家禽類というのは初めて聞きましたが、これもミール系の一種ですね。
鳥の総称だそうですが、何の鳥かもわからないです。
BHA、BHTは、防腐剤であり、発がん性が懸念されるものなので、注意です。
その2
糟糠類(グルテンフィード、米糠、小麦ふすま、大麦糠、脱脂米糠)、穀類(小麦粉)、豆類(脱脂大豆、乾燥おから)、肉類(チキンミール、フェザーミール)、油脂類(動物性油脂、精製魚油(DHA・EPA源))、魚介類(魚粉、フィッシュソリュブル)、その他(酵母エキス、乾燥カモミール)、藻類(ケルプミール)、糖類(オリゴ糖)、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、硫酸亜鉛、ヨウ素酸カルシウム、硫酸銅)、ビタミン類(A、B2、B12、D3、E、塩化コリン、D-パントテン酸カルシウム、d-ビオチン)、香料(ガーリックオイル)
糟糠類・・・穀物の糠ということですが、現在、残留農薬の指摘があります。
人間の玄米粉も、自然派を志向する人に受けていますが、残留農薬の成分のために湿疹が発症したなどの報告があります。
私たちも糠自体を食べることはありません。
「魚汁系ソリュブル」とはフィッシュミールの製造工程で副生する煮熟液や圧搾液を遠心分離し,固形分と油脂を除き濃縮したものです。
家畜の飼料として使われるものです。
これは、人間レベルとは言えないと思います。
その3
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、玄米等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、豆類(大豆、大豆エキス)、動物性油脂、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
こ、これは、懸念原材料のオンパレードです!(汗)
犬が食べるものに、着色料が必要だとは思えません。
完全人間受けを狙っています。
以上いくつかのドッグフードをあげてみました。
よくよく見てみると、懸念される材料の量が少なかったり、多かったりするのですね・・。
みんながみんな同じではないことがわかりました。
そして柴犬に多い皮膚病を考慮したドッグフードを探す時、
柴犬専用(柴犬がパッケージに使われた)ドッグフードは、当てはまらないという結果になりました。
たくさんのドッグフードが市販されていますが、チキンアレルギーがあって、皮膚ケアを考えた場合、
完璧なドッグフードは、ありません。
なぜかというと、犬それぞれに体質が違い、合う合わないがあるからです。
最初は良かったのに、しばらくしたら合わなくなった・・等もあります。
しかも、味の好みなどで食べないものもあります。
ですから、あなたの愛犬のことを考えたら、是非真剣にドッグフードを選んであげてほしいと思います。
最後にまとめますね。
まとめ
市販されている柴犬専用のドッグフードの内容を成分表示から見てみると、
- ミール系の材料
- 穀類(グレイン)がメインの材料
- 着色料
- BHAやBHTなどの合成保存料
これらが使われている場合、私の評価としては低いものになります。
値段が安いものを求めていない限りは、ワンちゃんの健康を気遣って、原材料の良いものを選んで欲しいです。
ちなみに私の家で採用しているドッグフードはこちら
レティシアンが販売する、アランズ ナチュラルドッグフードです。
アレルギーを発症してからこちらのドッグフードに変えましたが、それからは体を痒がったりはしていません。
原材料にラム肉を使用しているので、チキンが食べれない柴犬さんにも安心して食べさせてあげることができます。
一部玄米(穀類)が使用されていますが、玄米にはグルテンが含まれていません。
お通じのためには、多少の食物繊維は必要なので、このドッグフードにしています。
柴犬さんの飼い主さんにご参考になればと思い、まとめてみました。